関西寒蘭会第51回本花展優勝花(2022年度)
  • 総合優勝 魔王 植田 良夫
  • フラワーセンター賞 姫百合 圓尾 榮
  • 相生園芸センター賞 紅奴 林 淳浩
  • 白花優勝 白妙 岩本孝之
  • 紅花優勝 天鷹 西村和久
  • 桃花優勝 緋の里 西村和久
  • 黄花優勝 無銘 宗行正明
  • 青々花優勝 銀鈴 西村和久
  • 更紗花優勝 天の羽 植田良夫
  • 青花優勝 無銘 平井 裕
  • チャボ花優勝 土佐産 無銘 宮崎 満
  • 柄物優勝 肥後産 春光 植田良夫
  • 早花会優勝

本花展 審査報告 ---審査部---

昨年に続いてコロナ禍が心配されましたが、ほぼ例年に近い展示会となりました。出品数は九十鉢でした。
総合優勝は魔王です。五輪の花をつけ舌は真っ黒切れ目なし、木姿も鉢も美しく、文句なしの優勝でした。
県立フラワーセンター長賞は姫百合でした。七輪が葉上高く抜けて美しく、少し曲がった花軸にもそれなりの風情がありました。
相生園芸センター賞は四輪つけた紅奴です。チャボにしては比較的大きい花ですが、紅更紗の花よく、木作りよく、全体にまとまっていました。
白花優勝は白妙です。古い品種ですがこのところあまり見かけなくなっています。これは大和系とかで、六輪の花が白く抜け、花大きく優雅に咲いていました。
紅花優勝は天鷹です。一文字の大輪が六輪、紅色濃く鳥のように葉上に抜けて本来の花のよさを引き出していました。
桃花優勝は緋の里です。濃い桃というより緋色、紅ともとれる色合いです。花軸がまっすぐに伸び、花配りよく葉姿もよし。上手の作と見えました。
黄花優勝は土佐の無銘花です。五輪さいて、全体に小振り、やや万歳咲きで、弁先までピンと張った姿がよい。素朴な感じも好感が持てました。
更紗花優勝は天の羽です。七輪つけて上品、舌は大きく無点で曲がらない。燦月に花型が似ているように見えました。
青々花優勝は土佐の銀鈴です。八輪がみごとに葉上に抜けてすばらしい。一花一花の形がよく、青々らしい上品さがありました。作上手の作品と見えました。
青花優勝は紀州の無銘花です。中輪三角咲き五輪が葉上に抜けて、よし。花弁がピンと張って緑色が濃い。細葉で作も上手でした。
文人作は出品なし。
チャボ花優勝は土佐の無銘花です。小花四輪咲き。緑色濃く肩を上げて花型よし。チャボらしいかわいい花でした。
柄物優勝は春光でした。大株で花七輪をつけ、花配りよく、葉柄にもまったく傷みがない。文句のつけようのないすばらしい作品でした。蘭作りには作者の姿勢や思い(熱意)が表れると改めて感じました。今後ともよい花の出品をお願いいたします。
蘭作りには作者の姿勢や思い(熱意)が表れると改めて感じました。今後ともよい花の出品をお願い致します。

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幽香会 春蘭展(2022年度)
  • 総合優勝 山の端 平崎 清志
  • フラワーセンター賞 青鷺 佐藤 清昭
  • 相生園芸センター賞 満宮 宗行 正明
  • 紅花 紅梅仙 岩本 孝之
  • 朱金 富士の夕映 岩本 孝之
  • 黄花 煌星 平崎 清志
  • 素心花
  • 複色花
  • 青花
  • 変わり花
  • 豆花
  • 中国花
  • 山野草

春蘭展 審査報告 ---審査部---

今年の春蘭展は例年より一週間遅く三月十七日から二十日まで行われました。他の展示会と日定が重なり例年より出品者が少なく、展示に苦労しました。それでも珍しい花や山野草まで持って来て、盛り上げてくださり、何とか対面を保ちました。来年はより多くの会員の参加を期待いたします。 総合優勝は、山の端です。大輪二輪、見事な複色、黄の縁取りが鮮やかです。花茎が良く伸び堂々とした作品です。 県立フラワーセンター長賞は、青鷺です。二輪咲いて花が大きい広弁花です。舌はまっすぐ下へ大きく実に見応えがありました。 相生園芸センター賞は満宮です。交配種です。二輪咲いて紅色よく姿よし。小振りの丸弁がかわいらしい。 素心花優勝は露雪です。花茎が良く伸びて花三輪素舌が見事です。青色も濃くてよし。 黄花優勝は煌星です。二輪が良く伸び、黄色に濁りのない上品な花です。 朱金色優勝は富士の夕映です。朱金の発色が輝くよう。古い品種ですが新花に負けないものがあります。 青花優勝は福助です。三本花が立ち一本は二花を付けている。花型よくがっちり決まって力強い作。 紅花優勝は紅梅仙です。二輪ながら花が大きく発色良く、本来の花らしい見応えがありました。 中・台花優勝は張苛素です。五輪咲き素心、弁先を下げてふっくらした花です。 チャボ花優勝は地蔵丸です。一輪咲きでしたが、花型決まり、舌のÙ字の紅が見事です。 変化咲優勝は鴬宿梅です。この花独特の黄土色と青が玄人好みの雰囲気を醸し出しています。古くはやった花ですが、愛好家の中で名目を保っているようです。 新花にも古い品種にもそれぞれの良さがあります。バラエティーに富む展示会になれば、見る楽しさが増すと思います。

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第七回 柄物展  ---報告漏れ---


    令和二年九月二十日 出展数 十七鉢

優勝 守門竜  新 潟  平井  裕

寒蘭柄物部門 
金賞 銀 河  土 佐  西井 俊雄
銀賞 出展なし
銅賞 出展なし
春蘭柄物部門 
金賞 金剛宝  韓 国  渋谷  博
銀賞 光 州  韓 国  渋谷 明義
銅賞 幽谷殿  熊 本  岩本 孝之

寒蘭チャボ・変り葉部門
   金賞 出展なし
  銀賞 出展なし
  銅賞 出展なし
春蘭チャボ・変り葉部門
金賞 道租神  不 詳  平崎 清志
   銀賞   該当なし
   銅賞   該当なし

山野草・その他部門      
  金賞   無 銘  不 詳  平井  裕
銀賞   薩摩錦  恵 蘭  岩本 孝之
銅賞   天女冠  セッコク 渋谷  博

柄物展審査報告          審査部
柄物展の審査は会則により会員の投票で決めました。 優勝は、春蘭柄物部門の守門竜です。光沢冴えのある新木、親木の後暗みも少なく濃緑地に黄の蛇皮斑がよく残り守門竜の特徴がよく現れ、優れた作品でした。
新潟県産の古い蛇皮種ですが、同県産の守門山と共に名品として騒がれ、今なお人気の高い蘭です。
各部門の金賞では、寒蘭柄物部門は銀河です。新木を2篠上げ、冴えのある紺覆輪に紺縞を交えた半立葉で美しく、申し分のない作品でした。
春蘭柄物部門の金賞は韓国産の金剛宝です。五篠立ちの中木で、中透縞の芸に乱れがなく安定した柄であり、名品の特徴がよく現れた作品でした。
春蘭チャボ変り葉部門の金賞は道租神です。紺地が強く新木2篠を上げ短葉で葉幅を引き、葉傷も無く作者の力量が示された作品でした。
山野草・その他部門の金賞は爪覆輪のある葉性に花茎二本を上げ、三花と四花を着け放香がある作品です。品種が分らないとのことですが、この時期に咲き放香があることから細葉系の恵蘭ではないかと思われます。
今年の柄物展は四連休の中日であったこと、新型コロナの影響もあって出展数の少ない展示会でした。

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第五十一回新芽展令和四年七月十七日 出展数 十九鉢

     優勝 
鉄 扇 韓国春蘭  植田 良夫
寒蘭無地部門 
   金賞   太 湖 土 佐  西村 尚登
   銀賞   隼 薩 摩  植田 良夫
   銅賞   該当なし

寒蘭柄物部門 
   金賞   天 山  球 磨  植田 良夫
   銀賞   春 光  薩 摩  渋谷  博
   銅賞   春 光  薩 摩  平崎 清志
春蘭柄物部門 
  金賞   無 銘       平井  裕
   銀賞   天 遊       宮崎  満
   銅賞   稲 妻       渋谷 明義
寒蘭チャボ・変り葉部門
  金賞   無 銘       平崎 清志
   銀賞   渚         植田 良夫
  銀賞   該当者なし
  銅賞
春蘭チャボ・変り葉部門
   金賞   達 磨       平井  裕
   銀賞   文 珍       平崎 清志
   銅賞   該当なし

山野草・その他部門      
   金賞   オオハンゲ     宮崎  満
   銀賞   一つ葉       宗行 正明
   銅賞   薩摩錦       岩本 孝之

 

 

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第六回九華・エビネ・山野草展令和四年四月二十九日 出品数十二鉢


優勝 宝泉紅(エビネ) 平崎 清志
一茎九華部門
出品なし
エビネ部門
金賞 恋心 細川 孝志
銀賞 紫宝 宗行 正明
銅賞 大紫宝 後藤 三男
山野草・その他部門 
金賞 ムサシアブミ 宗行 正明
銀賞 黄花セッコク 細川 孝志
銅賞 一ッ葉 平崎 清志

 

 

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タイトル4
氏名

 

 

 

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関西寒蘭会会誌編集部